若手芸人を育成するための大阪・よしもと漫才劇場が1日、6周年を迎え、記念記者会見が行われた。

上方漫才協会会長の中田カウス(71)は「将来がある。勉強も怠っていない。ライバルだけど仲が良く、それぞれがちゃんと伸びている」と若手芸人を称賛。「センスのいい芸人ばかり。劇場さえ与えていれば本当にどんどん伸びる。劇場が一番」と、6周年を迎えたことに笑顔を見せた。

来年1月11日に大阪・なんばグランド花月で「第6回上方漫才協会大賞」を開催することも発表した。

よしもと漫才劇場メンバーからは、昨年のM-1グランプリ優勝者ミルクボーイをはじめ、大勢の各賞レースの優勝者やファイナリストを輩出。2日に開催される今年のM-1準決勝には、同劇場から、カベポスター、タイムキーパー、ニッポンの社長、見取り図、祗園、コウテイ、からし蓮根、滝音、ロングコートダディの9組の進出が決まっている。さらに、「女芸人No.1決定戦 THE W」では、紅しょうが、ゆりやんレトリィバァが14日の決勝に出場する。そのほかにも、各賞レースで活躍した芸人らが登場し、漫才も披露した。

それぞれの芸人が意気込みなどを語る中、ミルクボーイ内海崇(34)は「もう人間国宝目指しますわ」と笑わせた。ミルクボーイは大阪市天王寺区の住みます芸人も務めており、内海は「仕事の幅が広すぎまして。『VS嵐』に出て、ダウンタウン松本(人志)さんの番組に出て、(大阪に)帰ってきて、天王寺区の小学校の子どもに歯磨きを教えました。嵐さんに歯磨き教えそうになりました」と明かすと、会場から拍手と笑い声が起こった。