妻夫木聡主演のTBS系連続ドラマ「危険なビーナス」(日曜午後9時)13日放送の最終話視聴率が12・7%(関東地区世帯)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は14・1%、第2話は12・5%、第3話は11・7%、第4話は11・0%、第5話は10・9%、第6話は11・2%、第7話は10・9%、第8話は10・9%、第9話は8・7%だった。

作家東野圭吾氏の同名小説が原作。失踪事件をきっかけに、主人公が巨額の遺産をめぐる謎に挑む。妻夫木が演じる正義感が強くてうそをつけない独身の獣医師・伯朗は、異父弟・明人(染谷将太)が失踪したと聞かされ、30億円もの遺産がからむ名家・矢神家の争いに巻き込まれていくラブサスペンス。

最終話で、矢神家の親族会で当主・康治(栗原英雄)が亡くなり、明人が戻らない今、矢神家の遺産はいよいよ康之介(栗田芳宏)の子たちに均等に分配されることになった。しかし、楓(吉高由里子)は後天性サヴァン症候群の研究記録さえ見つかれば明人を救い出せると波恵(戸田恵子)に訴え、勇磨(ディーン・フジオカ)も楓に味方した。

その時、行方をくらましていた牧雄(池内万作)が突然現れ、それをきっかけに一族で醜い言い争いが勃発。見かねた波恵が一同を制し、康之介に関するある重大な事実を語り、「矢神家は康治の代で終わりにします」と言い放った。

そんな中、「母から譲り受けた貴重なものを渡さなければ明人を殺す」という犯人からのメールが届いたと親族の前で告白する伯朗。「明人は必ず僕が救い出します!」と宣言し、矢神家を後にした。

全ての謎が明かされ、ラストには驚きの結末が待ち受けていた。