女優鈴木砂羽(48)が15日、都内で映画「大コメ騒動」(本木克英監督、来年1月8日公開)の東京・プレミア試写会に出席した。

1918年(大7)に富山の主婦たちが決起した「米騒動」をもとに描く、大痛快エンターテインメント。井上真央(33)演じる主人公の松浦いとは、農村から漁村へと嫁に来ておかか(女房)たちにまざり、出稼ぎの夫が留守の家庭を守り、浜で米を担いで運び、3人の子供を育てている。愛するものを守り、子供たちに腹いっぱい食べさせるために、おかかたちが団結して決起する。

鈴木が演じるのはおかかたちの仲間だが、夫は港湾労働者の親分で生活に困っていない水野トキ。

鈴木は「映画が1本作られて、ここに来るまでたくさん時間がかかる」と、昨年10月の富山ロケでのクランクインからを振り返った。おかかたちが浜に集結して、米の積み込みを阻止しようと暴動を起こすシーンを「女子高生と呼んでいいのかという年齢ですが、浜に女が集結するシーンはすごかった。みんな燃えて、いろいろな武器を持って大はしゃぎで演じているので、ぜひ見てください。私はしゃもじが好きで持っています」と話した。

浜で日に焼けた肌にするために「みんな真っ黒に塗りたくりました。顔も腕も首も足も黒く塗って、終わったら流しで大根を洗うみたいにガシガシと落としていたのがいい思い出。夜は室井(滋)さんと飲みに行ってました」と笑った。

来年したいことについては「温活。温泉とかサウナが非常に好き。暇さえあれば健康ランド、温泉に行ってる」と話した。