先日、プロ野球元巨人投手の桑田真澄氏(52)を取材する機会があった。スポーツ新聞社の記者というと、一般の人はすぐに野球選手の取材を想像するかもしれないが、社歴だけは長いものの、プロ野球の取材をしたことは1度もない。

とはいえ、プロ野球界と芸能界はどちらかというと親和性も高い。なので、清原和博氏とか新庄剛志氏とか、元プロ野球選手の取材をしたことは何度かある。そのたびに思うことは、選手の身体の大きさだ。普段は、芸能界にばかりいるため、そのように感じてしまうのかもしれない。

そんなイメージのある野球選手だが、桑田氏は、現役時代は風邪をひくことが多かったという。身体が資本でいつも鍛えているのに、まさか風邪をひきやすいなどと信じがたかったが、どうも本当のようだ。

桑田氏は「ハードトレーニングのために、免疫力が落ちていたんですね」という。そのため「免疫力を高めるためにサプリメントをとっていました。鍛えているから大丈夫だというのは錯覚でした。自己防衛しないと。オーバーワークはいけません」などと話していた。

なぜ、サプリなどという言葉が自然に出たのかというと、取材に出向いたのが、新日本製薬の新サプリメント「BODY AURA」の発表会見だったから。自分の現役時代の話と、この日のサプリをつなげるあたりは、さすがの話術といったところだ。【竹村章】