郷ひろみ(65)は、10月に亡くなった作曲家筒美京平さんの「トリビュートメドレー」でデビュー曲の「男の子女の子」と「よろしく哀愁」を歌唱した。筒美さんとのツーショット映像も流れる演出だった。

郷は「31日は一番高ぶるように(コンディションを)もっていきたい。1年のしめくくりを最高のステージにしたい」と抱負を語った。

筒美さんとはデビュー以来からのつきあいで、初対面は15歳の時だった。「とてもピアノの上手な先生という印象です。多くのことを学んでおられて、いろんな楽曲が書けたのかなと思う。デビューからずっとお世話になり、アルバムをあわせると100曲以上もかいてもらっています」。

筒美さんは郷には多くを指摘しなかったという。「こちらから聞かないと教えてくれない方だった。今から考えると、個性というのは自分を最大限引き出すということだと思われていて、自分に興味がないと引き出せないという考えだった。今でいうとセルフプロデュースということかな。そういうことを教えていただいた」と振り返った。

コロナ禍の紅白については「無観客ではあるけど、ぞれだけ演出でダイナミックにできるのかだと思う。そこはNHKはすごい。1階の観客席を半分くらいつぶした大きなステージでどれだけのパフォーマンスができるかだと思う」と話した。