吉田鋼太郎(61)が演出し、柿沢勇人(33)と出演している舞台「スルース~探偵~」が8日、新国立劇場小劇場で、初日を迎えた。

同作は1970年の初演以降、ブロードウェーで最も権威あるトニー賞を受賞し、映画化もされたサスペンス劇。

初日を終え、吉田は「いま、初日の舞台が終わりました。カーテンコールで胸に迫るものがありました。演っているときは無我夢中でしたけれど、考えてみれば約1年弱ぶりの舞台。なんとなく初心に帰ったというか、新人のような気持ちになって芝居をしていたような気がします」と振り返った。

その上で「緊急事態宣言が出たばかりという難しい状況ではありますが、今日は運よく幕を開けることができました。とにかく毎日毎日、全身全霊をかけて愛を込めて、お客様に素晴らしいものを届けられればという思いです。初日開いた!やったー!」とコメントした。

柿沢は「本日、スルース東京公演初日を迎えることができました。このような状況下で演劇をできること、見に来てくださる方がいることに感謝を致します。出来る限りのことを行い、演劇の灯を消さないように、1歩1歩前に進んでいきたいと思います。みなさま、どうぞ応援をよろしくお願い致します」。