東宝は12日、21年2月期連結業績予想を上方修正したと発表した。昨年10月16日公開のアニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が、日本の歴代最高興収を更新する興収350億円超と日本映画史に残る記録を打ち立てた。そのことを受けて、売上高に当たる営業収入を1650億円から1860億円に、純利益を90億円から140億円に引き上げた。

「鬼滅の刃」が公開中である一方、コロナ禍の悪化を受けて7日に1都3県に緊急事態宣言が再発出されたが、東宝は「今回は一部の営業制限にとどまるため、影響は限定的と捉えております」とした。