関西の名物ラジオ番組「ありがとう浜村淳です」(MBSラジオ、月~土曜午前8時)のパーソナリティー浜村淳(86)が14日、脳内に「ごく小さな血管の詰まり」が発見されたため、番組を休み、検査入院した。

浜村本人らの話を総合すると、74年4月の番組スタート以降、番組を休むのは初めてという。

同局などによると、13日の出演後に定期検査へ病院に行ったところ発見されたもので、「ご本人はすごく元気そう」だというが、この日と、15日の放送は出演取りやめを決めた。

16日以降については、電話出演も含めて、体調と相談しながら決める方針。この日の放送は、アシスタントの鳥居睦子フリーアナウンサーらが対応した。

同番組は46年以上にわたり、浜村がパーソナリティーを務めてきた。浜村は「90歳で番組も50年」までの継続へ意欲を持っており、「現役最高齢DJ」としてのギネス申請も考えている。

過去には、社屋移転前の大阪府吹田市のスタジオからの放送時代に、大雪の影響で遅刻したことはあるが、浜村本人もこれまで「番組をまるまる休んだことはない」と話していた。