フジテレビが、俳優谷原章介(48)と永島優美アナウンサー(29)をメインキャスターにしたニュース情報番組「めざまし8(えいと)」(月~金曜午前8時)を3月29日からスタートさせることが15日、分かった。小倉智昭キャスター(73)が22年間務め、3月26日で終了する「とくダネ!」の後番組。

「めざまし8」は、前の時間帯の「めざましテレビ」でストレートに扱ったニュースを、より深く解説し、独自の生活情報なども充実させる“大人のめざまし”になるという。

谷原は「小倉さんの『とくダネ!』の後の番組を担当するにあたり、責任の重さに身が引き締まっております。僕自身、情報番組、クイズ、スポーツ、音楽、料理、生放送を含めたくさんの司会をさせていただいてきましたが“ニュース”の切り口は初めて。改めて勉強しなければならないことがたくさんあるなと思うと同時にワクワクしている自分がいるのも事実です。日々起こることを視聴者の方々の目線を意識し、そして僕自身の生活者としての目線で専門のコメンテーターの方に疑問をぶつけ、どんどん掘り下げていきたいです」。3男3女の計6人の子供の父親でもある谷原は「興味があることは全部。特に子供の問題や貧困は子育ての最中の僕にとっては気になる話題ですし、さらに今日本で起きていること全てに貪欲に関わって、知って、行動していきたい。永島優美さんは笑顔がすてきな、芯のある方というイメージです。僕の目線とは違った切り口で議論を白熱させていただける方です。この新しい朝の番組で皆さんと共に、時に笑い、怒り、悲しみ、楽しんでいきたいと思います」。

前の時間帯の「めざましテレビ」で5年間、メインキャスターを務めた永島アナは「正直驚いております。番組名に入っている『めざまし』は私の原点であり、その新たな挑戦の一端を担えるワクワク感の一方で、ゼロからの挑戦という緊張も同時に感じています。30歳になるという節目の年に、1人の女性として日本の今についてこれまで以上に深く、視聴者の皆さんと、そして谷原さんと共に考えられることが楽しみです。一方で、朝から元気が出るエンタメや生活情報といった『めざまし』らしい明るいニュースで一緒に笑いましょう。これまでの“めざましらしさ”を受け継ぎつつも、これまでにない新しい『めざまし』にご期待ください」と話している。

また、「とくダネ!」でもおなじみのアマタツこと天達武史気象予報士(45)は、新たに防災士の免許を取得。世界規模の気候変動、気象災害から身を守る“気象防災キャスター”へと転身。谷原と共同取材も行う。

フジテレビ情報制作センターの渡邊貴部長は「朝8時、慌ただしい時間も少し落ち着き、やっと腰を落ち着けられる時間…。そんな1日の始まりのこの時間に目が覚めるような“今日一番のニュース”を伝えます。『めざまし8』というタイトルには、そんな思いもこもっています。メインキャスターには、初のニュース情報番組のMC就任となる谷原章介さん。さわやかさ、かっこ良さ、美しい声はもちろんですが、優しく温かいまなざしの奥に、底知れぬ情熱を秘めています。6人の子供の父であり、育児もこなし家事も上手という谷原さんには、視聴者に最も近い生活者の立場に立ってほしいと期待しています。谷原さんが、ニュースを通して社会の問題や矛盾と向きあい、何を発信してくれるのか、ご期待ください。一方、コンビを組む永島キャスターは、めざましテレビで5年間ニュースキャスターとして経験を積んできました。明るく楽しく真面目でしっかり、時にはちょっぴりドジな一面も愛され、太陽のような存在です。そんな2人がタッグを組み、どこまでも生活に寄り添い、この困難な時代に、必要とされるニュース情報番組となれるよう努力致します」と話している。