新進気鋭の劇作家とともに開発したオリジナルドラマ、NHK総合「いないかもしれない」が3月20日午後11時30分から放送される。同局よるドラ「伝説のお母さん」などを担当した大池容子氏が脚本を担当した。

舞台は高校の同窓会。久しぶりの再会に男女が盛り上がっていたが、そこには見知らぬ女が混じっていた。謎の女にざわつく元同級生はチャットでトークを始める。女は思い出話に溶け込むが、実際の正体は誰なのだろうか。みんなが隠していた高校時代の黒歴史が明かされる。

同窓会が行われているカフェバーのリアルなやりとりと、SNS上での仮装世界でのやりとりを映像化。ワンシチュエーションで、ワンシチュエーションでない新感覚のドラマになっているという。

大池氏は「高校の同窓会に謎の女が現れ、忘れたいと思っていた苦い記憶がデジタルの世界を通して日常に侵食してくるお話です。過去に翻弄(ほんろう)される登場人物たちの滑稽さが、いとおしく見える瞬間があればいいなと思っています」と話している。

高校の元同級生を三浦透子、清水くるみ、戸塚純貴、杉野遥亮が、謎の女をあやかんぬ、がそれぞれ演じる。