お笑いコンビ、ハリセンボン近藤春菜(37)らが19日、都内で、映画「半径1メートルの君 上を向いて歩こう」(26日公開)完成記念会見に出席した。

同作は、約10分間×8組のオムニバス映画。「エンタメは不要不急ではない、必要至急で作るのだ」というコンセプトのもと、24人の俳優、吉本タレント、クリエーターが協力して作り上げている。

近藤が出演するのは「バックヤードにて」。スーパーマーケット店員の水川あさみ(37)に店のバックヤードで問い詰められる万引犯の主婦で、タイムトラベラーを演じる。

「SFが短い時間で、ぐっと入ってきて最終的にホロってしちゃうんじゃないか」と作品を紹介。

タイムトラベラーという難役に「実生活で役作りができない。撮影の時に想像力をどれだけ発揮できるかでした」と振り返った。

水川とはプライベートでも親交が深い。「2人でお芝居するのが十何年ぶり。おかしくなっちゃうのかなっておもったんですけど、さすが女優さんで、切り替えと雰囲気づくりで引っ張ってもらいながらやりました」と明かした。

また、撮影時に、朝食を忘れた春菜に水川が食べていたバナナを分けてくれたといい「ゴリラの親子みたいなやりとりはありましたね。救世主でした。バナナに助けられました」と笑顔を見せた。

万引する主婦という役柄にはなぜか自信があるといい、「今後タイムトラベラー役といったら春菜しかいないよねってなったらいい」と笑わせた。