歌手氷川きよし(43)の新曲「南風」(30日発売)の新ビジュアルが9日、解禁され、同曲のミュージックビデオも公開された。

同曲は、この困難な時代に前向きな気持ちを胸に生きていこうとする思いを歌った、氷川の等身大の思いがこもった楽曲だという。

氷川は「今回は自分の師匠である水森英夫先生にメロディーを書いていただき、またこれまでにも何曲もお世話になっております、かず翼先生に詩を書いていただきました。水森先生とのやりとりの中で、今、この時代に皆さんの背中を押せるような、温かい歌を歌いたいと『南風』というタイトルが決まり、そこから、かず先生に詩を書いていただきました。本当に温かい歌で、優しい気持ちになる曲になりました」と、新曲について説明した。

そして「今、世の中全体が『北風』のような大変な世の中ですが、少しでも歌で励ましの言葉を送らせていただきたいという思いが形になった作品です」。

今年でデビュー22年を迎える。「前作『母』は、また一から生まれたような気持ちで、そして、そこから今作『南風』では、新たな夢をつかむために主人公がどんなことにも負けず、明日に向かって生きていく、そういう姿が見える本当に心にジンと来る作品となっています」と思いを語った。

最後に「カラオケでも本当に歌いやすいと思いますし、いろんな世代の方々に聴いていただける歌謡曲に仕上がっています。氷川きよしの新たな出発の作品、22年目のスタートの作品です。『南風』ぜひ、お聴きください」と呼び掛けた。