ミュージカル「ウェイトレス」が9日、東京・日生劇場で初日を迎え、主演高畑充希のほか、宮野真守、宮沢エマ、LiLiCo、浦嶋りんこが公演の意気込みを語った。

おいしいパイを出す米南部のレストランを舞台に、悩める女性たちの人生模様を描くブロードウェイの大ヒットミュージカル。コメディー作品だが、モラハラ、暴力、不倫を背景にした物語に、高畑は「お花畑な内容ではないです」「ちっちゃい子連れはおすすめしない」と笑顔でPRした。

初共演の相手役、宮野真守とは「不倫相手です」と紹介するなど息もぴったり。「今までバラエティー番組のアブノーマルなシチュエーションでの顔合わせばかりでしたが、共演して心強い存在です」。宮野も、大ファンという高畑との共演に「やっと一緒にお芝居できた。引き込まれるし、楽しくてしょうがない」と話した。

高畑は、この作品に感動し、ニューヨーク→ロンドン→ニューヨークと何度も見たという。宮沢が「大号泣ってこういうことなんだと、おえつしながら見た。最後は浄化されて劇場を出るという、宗教的な体験をした」と大興奮で語ると激しくうなずき、「なんて楽しいミュージカルだろうと、チャンスがあったらやりたいなと思っていたので、かなって幸せ者です」。

公演は30日まで。