俳優渡辺徹(59)が、TBS系「渡る世間は鬼ばかり」などで知られる脚本家の橋田寿賀子(本名岩崎寿賀子=いわさき・すがこ)さんに、「本当に本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

渡辺は1986年(昭61)放送のNHK大河ドラマ「いのち」など橋田さんの作品に数多く出演。5日深夜のブログで、「『橋田先生の台詞はなんでいつも長いのですか?そして同じ事をなぜ何度も繰り返すのですか?』俺のそんな若気の至りな質問にも『主婦はテレビの前に1時間ずっと座っていられないもの、だから耳で聞いてもわかるように、そして途中用事で離れても、テレビの前に戻ってきた時に内容についていけるようによ』と、とても丁寧にお答えくださった」と、橋田さんとのやりとりを振り返った。

続けて「ある時『徹さんはどうして舞台もやるの?テレビの方が大勢見てもらえるじゃない』とおっしゃりながらも ご自身もずっと舞台を書いていらした橋田先生。正月休みでハワイの街中でバッタリお会いしても いつもと変わらぬ穏やかな笑顔で接してくださった先生」としのび、「本当に本当にありがとうございました どうぞ安らかにお休みください」と悼んだ。

橋田さんは4日、午前9時13分、急性リンパ腫のため、亡くなった。95歳だった。