NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の13日に放送された第92話の平均視聴率が16・2%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、道頓堀に戻ってきた一平(成田凌)は、寛治(前田旺志郎)が戻ってくる場所を残すために新しい劇団の鶴亀新喜劇の座長を受け入れることを決意した。万太郎一座の万太郎(板尾創路)が喉のがんで声が出ずに芝居が続けられないことを知った千之助(星田英利)は、1日限りの最後の舞台に立つ万太郎の隣に立つことにした。そして、息のあったかけ合いを見せ観客の笑いを誘った。40年ぶりの須賀廼家兄弟の復活だった。そして一時代を築いた万太郎は涙と笑いに包まれながら舞台を去った。万太郎はその後、舞台袖で笑みを浮かべたまま亡くなった。