剛力彩芽(28)が10日、都内で行われた映画「お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方」(香月秀之監督、21日公開)完成披露報告会に登壇した。ZOZO創業者でスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏(45)との破局が4月に発覚して以来、初めて公の場に登壇した剛力は、金色に近い黄色の衣装を身にまとって登場した。

剛力は劇中で、大原亜矢を演じた。橋爪功(79)演じる真一と高畑淳子(66)演じる千賀子の両親が、結婚50年を迎えながら熟年離婚寸前となる中、主演のBOYS AND MEN(ボイメン)水野勝(30)演じる葬儀社に転職した菅野涼太と出会い、知った終活フェアへの参加を母に勧める役どころだ。剛力は「両親が、ずっと文句を言い合っているけど、お互いが好きなのに、うまく愛情表現が出来ていないんじゃないかと感じた。娘だから分かると感じたので…どの家族、親子、夫婦とか共感できる部分はあると思った」と役どころについて語った。

その上で「感じた(両親)2人の絆とか…自然と娘として感じた、結局、好きなんだろうなというのが伝わればと思っていた」と演じていた際の心情を明かした。そして「家族だから、夫婦だからというのじゃなく、コミュニケーション…お互い、話すことの大切さが伝われば良いなと思いました」とも語った。

コロナ禍を踏まえての、映画への思いを聞かれると、剛力は「会いたい人と会えない時期でもありますけど、ずっと長く同じ人と生活する。今まで以上に家族と過ごす時間が増え、ケンカや不満が増える中、大切な人を大切にしたいと心が優しくなってもらえたら、うれしい」と意味深な発言をした。

この日は、水野演じる菅野の、葬儀社の先輩の1級葬祭ディレクター桃井役の松下由樹(52)も登壇した。橋爪はこの日、登壇予定だったが、舞台の稽古が立て込み、欠席となった。