女優松本まりか(36)が12、19日に放送されるフジテレビのバラエティー「水曜NEXT!『ひみつのイチバンボシ』」(深夜0時25分、関東ローカル)でバラエティー番組のMCに初挑戦する。

劇団ひとり(44)と組んで“劇団まりか”として進行していく。番組は今をときめくスターが「この人、すごい!」と衝撃を受けた「心の中のナンバーワンスター=ひみつのイチバンボシ」を紹介していく。

オープニングトークで、ひとりから「MCですよ! 何やってるんですか!」とツッコまれた松本は「何やっているんでしょう(笑い)。MCの業務はこなせないかもしれませんが、私、才能が大好きなんです!」と宣言して、熱く進行した。

12日の放送では昨年暮れのM-1グランプリで優勝したマヂカルラブリーが登場。「あんなの漫才じゃない」と論争を巻き起こしたマヂカルだが、ボケの野田クリスタル(34)が18年前に出会った「あんなの漫才じゃない」の原点のお笑いコンビを紹介する。

野田は初めて2人を見た時の衝撃を語り、「その人に近づきたいと思って、ずっとやっていました。僕らに“漫才じゃない論争”が起きていることが恥ずかしくなるくらいです」。相方の村上(36)も、野田からその存在を教えてもらって以来、魅せられているという。

野田から「師匠」とあがめられている“イチバンボシさん”のお笑いコンビが、スタジオでネタを披露。ボケていない、ツッコんでいない、そして漫才ともコントとも取れるなんとも不思議な世界に、ひとりは「確かに漫才じゃない!」と大爆笑。松本は「才能しか感じない、天才ってこういうことなのかな」と興奮する。

19日は女優川栄李奈(26)が、衝撃を受けた名バイプレーヤーを紹介。役者としての実力だけでなく、知られざる人柄もあきらかになる。そして、クリープハイプの尾崎世界観(36)が心を奪われた“孤高のラッパー”の名前を明かす。言葉を紡ぐスペシャリストである尾崎が「技術がすごい、ミスをしない。たたずまいもかっこいいのです」と大絶賛する。

MC初挑戦の松本は「ひとりさんがいらっしゃらなかったら、無理でした(笑い)。私が言わなければいけないところをひとりさんが全部言ってくださって」。ひとりは「区切りがないから、入りづらかっただろうな、と。松本さんは仕切りうんぬんではなく、自分が思ったことを素直に言葉に出すことができるので、MCに向いていると思いますよ。定型文みたいに取り繕うわけではなく、本心でしゃべってくれていましたね」と振り返った。

そして、ひとりは「尾崎世界観さんなど、普段あまりこういう番組に出ていただけない方たちが紹介してくれたのですが“どうしてこういう人たちが世に出ていないのだろう?”って、食い入るように見てしまいました。特に印象に残った“イチバンボシ”は、野田クリスタルが紹介したコンビですね。面白かった! 半年後、1年後に爆発してもおかしくないくらい、導火線がチリチリ燃えている状態ですよ。あれはハマったらすごいことになりますよ」。

松本は「すごい才能に出会えて、本当にワクワクしました。野田クリスタルさんが尊敬するおふたりは、理解できないくらいの才能でしたし、尾崎世界観さんが紹介した人は、すごい人なんだろうなと予想はしていたのですが、それをはるかに超える感動がありました。面白かったです」と話した。