声優花江夏樹(29)が12日、都内で、明石家さんま(66)プロデュースの劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

大竹しのぶ(63)が主人公・肉子ちゃんの声優を務める話題作。花江は、Cocomi(20)演じる肉子の娘・キクコの同級生・二宮の声を演じた。役と自身の共通点を問われ「普段すごい声小さいんですよ。二宮も一番声が小さいくらいボソボソだったのですごいやりやすかったです」と振り返った。

さんまから「プロデューサーとしては炭治郎でやって欲しかった」と、花江が声を務める大人気アニメ「鬼滅の刃」の竈門炭治郎に絡めて振られると、花江は「この(映画の)世界には全然合わないです」ときっぱり。さんまが「合わなくてもやってほしかった」とくいさがると、「さんまさんの首を切ります」と返した。これに対し、さんまは「ひまつの刃…」と笑わせたが、司会を務めたニッポン放送増山さやかアナウンサー(55)から「そろそろプロデューサーの方が目立ち始めてきたので続いていきたいと思います」と軽くあしらわれた。

最後に花江は「この作品は多くの人に見ていただきたい。笑って泣いておなかがすく作品。すてきな時間を共有していただいて、肉子ちゃんを楽しんでいただけたら」と呼び掛けた。

原作は直木賞作家西加奈子氏(43)の累計35万部超の同名小説。漁港に浮かぶ船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描くハートフルコメディー。