ダウンタウン松本人志(57)が12日放送のTBS系特番「キングオブコントの会」(午後7時)に出演し、民放で20年ぶりに新作コントを披露した。

番組冒頭で、松本は集まった「キングオブコント」歴代王者など、名だたるコント師を見渡して、「このメンバーもうどうしましょうかこれ」とひと言。バナナマン設楽統から「松本さんが出なかったら誰も出なかった」、さまぁ~ず三村マサカズからも「松本さんがコント書くっていうからへぇーってなった」などと持ち上げられると、松本は頭を抱え「もう本当に勘弁してよマジで」。「いやがんばりましたよ。がんばったけど、やっばいよね。よく考えたらこの番組。とにかく僕はみんなのコントを見るのが非常に楽しみ」と語った。

松本は「おめでとう」というタイトルのコントを作成。自身が「マツコ」として女子会を主催し、誰の何がおめでたいのか分からない中で祝福を続けるというシュールな設定で爆笑を誘った。ハナコ秋山寛貴、ロッチのコカドケンタロウ、ロバート秋山竜次、東京03飯塚悟志、バナナマン日村勇紀、チョコレートプラネットらとともにコントを繰り広げた。

コント後のトークでは松本が「ちょっと長尺になってすみません」と釈明。女子会のコアメンバーを演じた飯塚は「台本読みながら練習とか一切なさらないんですよ、松本さんって。ドキドキソワソワですよ。流れだけ頭に入っていて、あと現場で作っていく作業なんですよ」と松本流のコント作りを明かした。コカドも「『おれ台本見ないから』っておっしゃって、『えっ』てなって、ここで作っていくからってなって」とうなずいた。

「マツコ」と手を取って見つめ合う謎の男を演じた秋山竜次は「ドキドキですよ、ぼくもやりながら。本当に。ちゃんと松本さんで吸い込まれそうになりますし」と緊張感あふれる現場を振り返った。