女優伊原六花(22)が14日、大阪市内で、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の取材会に出席した。伊原はミュージカル初出演で、ダブルキャストでジュリエット役を務める。

13日に東京公演を終えたばかりで、7月に大阪、名古屋で上演する。伊原は「何公演もやるのも東京の千秋楽を迎えるのも初めてで、すごく幸せ。お客さん、キャストの熱量で新しい発見があった。この気持ちで大阪、名古屋でもできるのはうれしい」と喜んだ。

昨年は「ウエスト・サイド・ストーリー Season3」でマリア役を務める予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、今回がミュージカル初出演となった。「昨年の稽古で培ったものとか、マリアとジュリエットは通じるところがあるとか試行錯誤しながら、いろんな角度から役を掘り下げてきた」と語った。まずは発声を学び、ジュリエットの強さと人間味をテーマに役作りしたという。

6月2日に22歳の誕生日を迎え、その日は東京公演で舞台に立った。「人生で一番最高の誕生日」と振り返り、「昨年は舞台ができなくて私にはまだミュージカルは早いのかなと思った。ここでの経験はすごく大きくて、歌、ダンス、芝居、いろんなジャンルでオールマイティーに活躍したい」と22歳の目標を語った。

伊原は大阪府立登美丘高校ダンス部キャプテンを務め、「バブリーダンス」で注目を集めた。「私のロミオはダンスだった」と話すほど、ダンスに力を注いだ。

地元大阪での公演には、家族やダンス部メンバーも観劇に来てくれるという。「緊張しますが、大阪に帰ってきて生で見てもらうのはなかったので、すごくワクワク」と楽しみな様子。「できるのであれば、学生時代とか小さい頃から知ってくれている人に生の感想を聞きたい」と話した。

公演は大阪・梅田芸術劇場で7月3~11日、愛知県芸術劇場で同17~18日。