米タレントで実業家のキム・カーダシアン(40)が手がける補正下着ブランド「スキムズ」が、東京オリンピック・パラリンピックで米国代表チームの公式ラウンジウエアに採用されたことが明らかになった。自身のインスタグラムで、女性アスリート5人をモデルにした写真を公開し、「アメリカ代表チームの公式下着、パジャマ、ラウンジウエアをデザインしたことを発表できて名誉に思う」と投稿して発表した。

インスタグラムには、サッカー代表のアレックス・モーガンや競泳のヘンリー・アンダーソンら5人が下着やウエアを着用して登場しており、これらのコレクションは来月12日から一般にも限定販売されるいう。カーダシアンがスキムズを立ち上げたのは2019年で、当初は「キモノ」と命名したものの日本の伝統文化に対して失礼だと批判が殺到し、商品登録名を変更する騒動が起きていた。

カーダシアンの継父ケイトリン・ジェンナーは、陸上十種競技の元世界記録保持者で、ブルース・ジェンナーとして出場した1976年モントリオール五輪では金メダルを獲得している。10歳の頃からずっと継父から五輪についてさまざまな話を聞いてきたというカーダシアンは、採用が決まった時は「観客席からオリンピック選手たちの力とエネルギーを称賛してきたすべての瞬間が一周して自分のところに戻ってきたみたい」と喜びを語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)