明石家さんま(66)が4日、大阪市内で、プロデュースした公開中の劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。約700席は満席となった。舞台あいさつの途中には7月1日に66歳の誕生を迎えたさんまに肉子ちゃんが描かれたバースデーケークがサプライズで贈られた。さんまは「めでたい年ではないんですけど」と照れ笑い。

原作は直木賞作家西加奈子氏の小説。漁港に浮かぶ船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描くハートフルコメディー。肉子ちゃんを大竹しのぶが務めた。

会場からファンによる質問コーナーも。男性から「肉子ちゃんの声を元奥さんの大竹しのぶさんを選んだわけは?」と質問に、さんまは「あのね、僕が選んだわけではないんですよ。最終的に僕ですけど、打ち合わせでは、アニメの声は骨格から入ろうと思っていた」と明かし、本命候補として、人気お笑いコンビ「メイプル超合金」の安藤なつへのオファーを考えていたという。

「よかったですよ。なっちゃんは、あんなことになりましてね。離婚調停中でしょ。いらんこと言えない」とツッコミを入れ、笑わせた。