日本テレビは7日、元女子レスリング世界王者で、タレントの吉田沙保里(38)が、同局系の東京五輪放送における「アスリートキャスター」に就任することを発表した。

吉田は、五輪3連覇や、リオ五輪で日本選手団主将を務めるなど、日本五輪史に残るレジェンド。同局系「ZIP!」(月~金曜午前5時50分)では木曜パーソナリティーを務めており、同局とも縁が深い。19日、午後9時放送の特番「日テレ系キャスター大集合 今だから話します」に出演し、吉田が縁のある意外なスーパースターに会いにいく様子が流れる。

アスリートキャスター就任について「現役を引退して選手として出場しないオリンピックを、どんな気持ちで観て、何を感じるのか。伝える側としても初めての経験なのでワクワクドキドキという感じです。2004年のアテネ大会でオリンピック初出場した時のような真っすぐな気持ちで、選手たちが全力で戦う姿をしっかり伝えていきたいと思います」と意気込みを語った。

注目ポイントについて「全力で頑張っている姿はもちろん、記録や得意技などトップアスリートの最高のパフォーマンスをぜひ目に焼き付けてほしいです」。

楽しみなこととして「試合はもちろんですが、その前後の選手の様子も取材してみたいです」と話し「自分のオリンピックの時と重ね合わせて、熱くなりたいと思います」と力を込めた。

五輪中継番組の紀内良彦プロデューサーは、「今回、日本のオリンピック界のレジェンド、吉田沙保里さんと中継番組をご一緒できることを光栄に思います」とコメント。「オリンピックの喜び、楽しさ、つらさ、そして年月の重みなど、すべてを知り尽くしている吉田さんだからこそ伝えられるオリンピックがあると楽しみにしています。長時間の放送となりますが、アスリートキャスターとしてレスリングはもちろん、さまざまな競技を日本中の皆さんにお伝えいただければと思います」と期待した。