サザンオールスターズ桑田佳祐(65)が、ソロで約4年ぶりの新作となる、初のミニアルバム(タイトル未定)を9月15日にリリースする。パーソナリティーを務めるTOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜午後11時)で発表した。3カ月連続で配信シングルをリリースすることも明らかになった。

3カ月連続配信リリースの第1弾は、12日午前0時に配信開始となる「SMILE~晴れ渡る空のように~」だ。2020年1月に史上初の民放5系列114局で同時生放送された特別番組「一緒にやろう2020大発表スペシャル」で初披露され、東京五輪が予定されていた2020年の社会全体を盛り上げるための楽曲。「世の中は今日この瞬間(とき)も 悲しみの声がする」など、コロナ禍の今も、多くの人の心に響く応援ソングとなっている。8、9月に配信する楽曲も新曲になる予定だという。

ミニアルバムには「SMILE~」、SOMPOグループCMソング「金目鯛の煮つけ」、ラジオで初出しとなった新曲「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」に、未発表の新曲3曲が加わり、全6曲が収録される

桑田は「皆さま、毎日本当にご苦労さまでございます。未曽有のコロナだけでなく、豪雨による災害など、世の中はさまざまなことが起こり、気持ちがズーンと落ちることも多い日々をお過ごしかと思います」とファンを気遣い、「私も昨年来、日々くよくよしたり、ちょっとしたことで悩んだりする毎日ではございましたが、『元気があれば、なんでも出来る!』(燃える唱魂)この言葉を心の糧に、楽曲制作を続けてまいりました」と語り、「私の元気の素は歌を作ること、そして作った歌を皆さまに聴いていただくこと、これに尽きます。だから、そろそろ出しちゃいます!いやもう、出さずにはいられないんです!いろんなモノを…」と“桑田節”全開でコメントしている。

サザンオールスターズとしては、昨年2度、横浜アリーナから無観客配信ライブを開催。ソロとしては今年3月、初の無観客配信ライブを「Blue Note Tokyo」から配信した。東京に4度目の緊急事態宣言が発令されるなど、東京五輪を前にしてもなお、世の中は暗いムードのままだが、コロナ禍でも全力で音楽を届けてきた桑田は、この状況下でも、希望の光をともそうとしている。