篠田正浩監督(90)、歌舞伎俳優坂東玉三郎(71)が10日、東京・渋谷のユーロスペースで「夜叉ケ池 4Kデジタルリマスター版」の舞台あいさつに出席した。

42年前の作品を4Kデジタル技術で美しくよみがえらせた。開催中のカンヌ映画祭の名画を集めた「クラシック部門」でも上映された。篠田監督は「コングとゴジラが戦っているのを見ている人たちが『夜叉ケ池』見るわけないよなあと思っていたが、松竹は大きな仕事をしてくれた」と喜び、玉三郎も「映画こそ、時を超えて見る喜びがある」と話した。