落語家立川志らくが11日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に、出演した。

自身がMCを務めるTBS系「グッとラック!」(月~金曜午前8時)が今春に終了してから、「ワイドナショー」初出演。

緊急事態宣言中に開催される東京オリンピック(五輪)について「炎上係としては、厳しいこと言いますけど、オリンピック、中止延期というのはずっと言っていた。結局オリンピックは開催する。観客入れるか無観客に議論がすり替わっていた」と指摘。

「無観客はいいんだけど、緊急事態宣言だというと、じゃあオリンピックやるなよってなる。だって、おかしいじゃないですか。緊急事態宣言っていうのは、大変だっていうこと。人流をみんなで止めましょうって言っているのに、確かに無観客になるんですけど、オリンピックやるってどういうことだろう。オリンピック貴族が見に来るんですよ。こんなの絶対にテレビに映しちゃいけないですよ。だって日本人が見にいけないのに、オリンピック貴族とかオリンピックファミリーと呼ばれる人が広々と見ていられるのがむかつくし」と厳しく断罪した。

大型音楽フェスの中止が発表されたことに絡めて「オリンピックは無観客だからっていうけど、世界各国からいろんな人が集まって。まだそんなに来ていない段階でいろいろ起きているじゃないですか。選手間同士が感染することもあり得るし、選手村という一つの密室の中でもってどんな対策を練っていたって、もしかしたら感染が広がって、大切な人の命が奪われる可能性がある」と話した。

五輪について「たしかに特別なイベント。世界平和のためのイベント」と、その意義を認めつつ「世界平和のために行うんだ、コロナに勝った証しなんだっていうんだけど、撤退だって世界平和のためになるんですよ。日本で東京でやらなくたって、何年かたったらほかでやることはできる。今の選手が出られないのは本当に気の毒だけど。命にはかえられないっていうのは一方ではあるから」とした。