吉本興業が17日、同社所属の人気お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の解散を発表した。

2人が出演する「アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会」を17日20時より、吉本興業公式YouTubeチャンネルとABEMAで配信し、経緯などを報告するという。

同番組は今後も継続する。

宮迫は14年12月に反社会的な投資詐欺グループの忘年会に、吉本興業を通さない闇営業で出席していたことが19年6月に発覚。当初はノーギャラだったと説明していたが、その後、100万円のギャラをもらっていたことが分かり、同7月19日付で吉本興業から契約を解消された。

翌20日に同じく闇営業に出席して50万円のギャラをもらっていたお笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(49)と2人で急きょ会見を開いて、吉本興業の幹部から圧力を受けていたなどと批判した。同22日には岡本昭彦社長(54)が5時間以上にわたる会見を開いて事情を説明して謝罪。多くの芸人が処分を受ける大問題に発展した。

宮迫と蛍原は別々に活動を始めたが、雨上がり決死隊の名前は残したままにしていた。

宮迫は20年1月29日から公式YouTube「宮迫ですッ」を開設。現在は140万人以上が登録する人気ユーチューバーとなっている。

闇営業問題では、仲間の芸人に闇営業を仲介したお笑いコンビ、カラテカの入江慎也(44)が事務所を解雇されて引退したのをはじめ、多くの芸人が処分を受けた。闇営業騒動で吉本興業の体制に異議をとなえたお笑いコンビ、極楽とんぼ加藤浩次(52)は、その後にエージェント契約を経て、契約終了に伴い今年4月に吉本興業から完全独立した。