高橋ひかる(19)が、来年上演の「日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』」(来年8月20日開幕、日生劇場ほか)に主演し、初舞台を踏むことが17日、分かった。

「憧れていた」という舞台に挑戦する高橋は「うれしく思う半面、すごく緊張しています」と心境を明かす。映像作品への出演は多いが、観客を前にした演技は初めて。「本当に貴重な経験なので、楽しもうと思っています。キャスト、スタッフの皆さんと一致団結して、空気感を作り上げていきたい」と話す。

ゾンビの女の子・ノノ(高橋)と人間の男の子・ショウの間に芽生える友情を描くファミリー向けミュージカルで、演技に加えて生歌も披露。人前で歌うことへの自信は「全くないです(笑い)」と恐縮したが、これから本格的なボイストレーニングに取り組む。「チャレンジする機会をいただいたので、しっかり務め上げたい」と意気込んだ。

今年はテレ東系ドラマ「春の呪い」に主演し、ラジオ、バラエティーと奮闘。日テレ系「ZIP!」では月間パーソナリティーに就任するなど仕事は順調にステップアップし、「今回の舞台も大きな成長の過程の1つになるんだろうな」と想像する。

来月22日には20歳になる。天真らんまんさが印象に残るが、最近は大人の女性らしさも意識。高橋は「違った一面もあるんだよ、と。本当の高橋ひかるってどれなんだろうと思ってもらえるような、いろんな感性を持った人間になれたら」と話している。【遠藤尚子】

○…高橋は8日に閉幕した東京オリンピックでは、2個の金メダルを獲得した滋賀出身の競泳大橋悠依(25)の活躍に興奮。同郷のため「地元、めっちゃ盛り上がってます!親近感を感じるのですごくうれしいし、これからも頑張って欲しい」と話した。琵琶湖畔で主催フェスを行う西川貴教(50)ら故郷に活気をもたらす著名人に刺激を受け「私もその仲間に入れるように、滋賀の方に恩返しできるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。