歌手松崎しげる(71)が6日、東京ガーデンシアターで「黒フェス2021~白黒歌合戦~」を開催した。肌がク(9)ロ(6)いの語呂でこの日が「松崎しげるの日」と制定されたのを記念して開催される恒例のフェスで、今回は7回目。

開催前に取材に応じた松崎は「こういう状況ですが、エンタメの火を消さないために、今年もメンバーに集まっていただきました。安全対策を万全に、8000人収容の会場で観客は2000人です。おとなしいフェスですが、じっくりパフォーマンスを聴いてもらいたい」。さらに、感染対策に取り組むスタッフには「労をねぎらいたいですが、打ち上げもできません。日ごろから、LINEでやりとりをして感謝の気持ちを伝えています」と話した。

同フェスでは皆勤賞の、ももいろクローバーZの百田夏菜子(27)は「いつも呼んでいただきうれしいです。しげるが舞台に立ってくれるのがうれしい。私たちは、松崎さんをしげるって呼ばせてもらっているんです。黒つながりで、ダークは私たちをみてもらう1日です。衣装もダークです」。モモクロは今夏、百田や玉井詩織(26)が新型コロナウイルスに感染。佐々木彩夏(25)は右末梢(まっしょう)性顔面神経まひで入院したが、この日は元気な姿を見せた。百田は「ご迷惑をおかけしましたが、パワフルなステージをお見せしたい。メンバーと仕事ができることが幸せです」。玉井も「苦しい思いもしましたが、発信するお仕事なので、それができるのは、本当にありがたいです」。

また、背骨を圧迫骨折した松本伊代(56)も「もう大丈夫です。元気な姿をみてもらいたいです」。松本は「センチメンタルジャーニー」を歌唱し、早見優、森口博子とともに「Oneway Generation」を歌った。

ももクロは「境界のペンヂュラム」「黒い週末」などを披露。フェスにはほか、mao、豆柴の大群、市川由紀乃、オーイシマサヨシ、手越祐也、神無月が出演。トリは松崎が務め、「スタートライン」「愛のメモリー~チェイサー」など5曲を熱唱した。