男性4人組ボーカルグループ、GReeeeN(グリーン)の結成秘話などを描いた映画「キセキ-あの日のソビト-」(17年公開)が、音楽劇として初舞台化されることが13日、発表された。生バンドをバックに、歌自慢の俳優たちが演じる。

厳格な父・誠一(羽場裕一)の反対を押し切って音楽の道に進んだJIN(崎山つばさ)は、メジャーデビューするが、なかなか思うようにいかない。ある時、父の期待に応えて歯科医を目指していた弟のHIDE(立石俊樹)とその仲間のnavi(太田将熙)、92(岸本勇太)、SOH(里中将道)らに音楽の才能があることに気付き、彼らに自分の夢を託す。やがて、歯科医を目指しつつ音楽も諦めたくないということを言い出せない彼らは、顔を出さずにCDデビューしようと考えるようになる-というストーリー。

主演の崎山は「中学生の時に『愛唄』でGReeeeNさんを初めて聴いて、今もその曲を聴くと当時のことを思い出すくらい鮮明に耳にも心にも思い出と共に残っています。長く沢山の人に愛されているグループだからこそ、舞台ではその月日や想いをしっかりと表現にのせて作品にしなければと思いました。そして僕が演じさせていただくJINさんがその時、何を感じて何を思いながら生きていたのか、描かれるJINさんの何十年という時間を大切に生きていけたらと思っています」とコメントした。

東京公演(紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA)は10月22日~11月7日、大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)は11月11、12日。