米ラッパーのニッキー・ミナージュ(38)が、新型コロナウイルスのワクチン接種義務化を理由に13日に米ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたファッションの祭典メットガラを欠席したことを明かした。

ミナージュはSNSで、ワクチンの安全性についてまだ調査中であるとし、「ワクチンを打つなら、それはメットのためではない。それはリサーチを十分にやり終えた時」と欠席理由をツイートした。

一方、ファンには感染予防としてマスクをしっかり着用するよう呼びかけた。コロナ禍で2年ぶりの開催となった今年のメットガラは、出席者にはワクチン接種の証明書と検査での陰性証明の提示が義務付けられていた。

ミナージュは毎年、個性的なドレスでメットガラのレッドカーペットを飾ってきたことで知られる。

一方で、ミナージュは別のツイートで前日の12日に同じくニューヨークで開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードに出演するため準備していたところ、コロナに感染したことが判明したことも公表。隔離するため12カ月の息子と接することができないと明かし、「1週間以上もママにだけなついている小さな赤ちゃん? とキスしたり、抱っこできない気持ちが分かる?」と投稿。

そして、歌手ドレイクがワクチン接種後にブレークスルー感染したことも明かした。「ワクチンを打つ時はその決定に納得しているか確かめてからにして」とファンに副反応について十分に理解した上で接種するよう呼びかけた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)