演歌歌手竹島宏(43)が、京都劇場で26日に開催する20周年記念コンサート「風にのって」で、今春から練習を始めたギターの腕前を披露することが23日、分かった。

竹島は日刊スポーツの取材に「僕にとってのコンサートは“恋人”とも言えるファンとの“デート”。久しぶりの再会となる京都のファンに、新しいことをチャレンジする姿をお見せして喜ぶ顔を見たい。そう思ってギターの弾き語りを始めました」と笑顔で明かした。

“四十の手習い”で、初めて手にしたギターは想像した以上に難しかったという。「最初は雑味のある音しか鳴らず、何度も心が折れそうになりました。指にはタコができ、皮がすれるまで練習をしてきたので本番はその成果を見届けてほしい」。3日後への熱い思いを口にした。

8月25日に発売した20周年記念曲「プラハの橋」は、オリコンの演歌・歌謡曲ランキングで初登場から2週連続1位を獲得するなど最高のスタートを切った。ミュージックビデオの再生回数も17万回を突破。「20万回を目指します」と宣言する。

司会を務める冠番組「竹島宏の歌MAX」(千葉テレビなど)が前タイトルから通算で1000回を超えるなど、根強いファンは多い。だが、歌手としての“成人”の節目を迎えたことを機に、さらなる飛躍を目指す。まずは「プラハの橋」で11万枚超のヒットになった「月枕」(17年発売)を上回る数字を目指す。「そして、いつか曲の舞台になっているプラハのカレル橋の上で熱唱したい。歌碑を作っていただけるくらいの世界的なヒットになったらうれしいですね。オーバーですけど(笑い)」。

言葉だけで終わらせるつもりはない。

◆竹島宏(たけしま・ひろし)本名同じ。1978年(昭53)8月28日、福井県福井市生まれ。明大経営学部卒。02年に「いいもんだ いいもんだ」でデビュー。13年に日本レコード大賞作曲家協会奨励賞。マイブームは薬草酒、手作り野菜ジュース。