タレント中川翔子が7日、インターネット上で自身を誹謗(ひぼう)中傷した侮辱・脅迫した疑いで、警視庁が容疑者を特定し、書類送検したことをうけて、所属事務所の公式サイトでコメントした。

サイトでは、「中川翔子への誹謗中傷について」と題し、「今回の件では、沢山の方にご心配おかけしました。SNSなどでコメントをくれた方々、ご連絡いただいた方々、そしていつも応援いただいているファンの皆様に感謝を申し上げます。容疑者が特定されたことに、私自身ひとまず安心しています」と心境を明かした。

実際の書き込みについて「『自殺しろ』『硫酸をかけてやる』など、他にもたくさんの誹謗中傷、中には殺害予告と受け取れるようなことまで書かれ、ここ数ヶ月は命の危険を考える程の恐怖を感じておりました」と振り返り「近年では、ネットの誹謗中傷が問題になることが多いですが、これは決して許される行為では無いと思っています」と断罪した。

「ネットで攻撃されても、『芸能人だから』『有名人だから』という理由で我慢し、泣き寝入りするのも違うと、私は考えています。だからこそ今回の件は見過ごすことができず、警察の方にご相談させていただき、容疑者特定に踏み切らせていただきました」と説明した。

「私と同じ様に誹謗中傷に悩んでいる方が他にも居て、容疑者が逮捕されないジレンマや恐怖、悔しさなど、様々な感情があると思います。『誹謗中傷自体を無くしたい』その一心で私は、警察に相談という手段を選びました。今後の抑止になればと心から願っています」とした。

中川は、先月8日に自身のツイッターを更新し、SNS上で受ける誹謗中傷などについて「警察に相談してしかるべき対処をしていこうと思います」と、法的措置も辞さない構えをみせていた。6月にもツイートで、深刻な社会問題となっているSNSでの誹謗中傷行為について、「直接リプライもだけどそうじゃなくてもネットという残る場所に文句や悪口を書いたりするって大人としてものすごく恥ずかしいことだと思うな」などと言及していた。