米俳優ウィル・スミス(53)が、9日に出版予定の回顧録「ウィル」で父の家庭内暴力(DV)を告白し、「いつか殺してやる」と思っていたと明かしていることが分かった。

米ピープル誌によると、スミスは2016年に亡くなった実父がアルコール依存症で、幼い頃に母親を殴るなど暴力を働いていたことを明かし、「母が血を流しているのが見えた」「母のためにいつか仕返しするといつも自分に言い聞かせていた。大きくなって臆病でなくなったら、きっと殺してやると思っていた」などと、壮絶な子ども時代を赤裸々につづっているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)