俳優菅田将暉(28)と女優小松菜奈(25)が15日、所属事務所やそれぞれのSNSを通じて、結婚したことを発表した。2人は昨年8月公開の映画「糸」など3作品で共演したことなどで交際に発展。今夏前には同居していたとみられ、ゴールインした。2人とも存在感ある役者だけに「私たちは戦友であり、心の支えであり、これからは家族になります」という表現で結婚を報告した。小松は妊娠していないという。

   ◇   ◇   ◇

2人は連名の自筆書面で結婚を報告した。関係者によると、今月に入ってから婚姻届は提出されたようで、菅田がニッポン放送「菅田将暉のオールナイトニッポン」(月曜深夜1時)のパーソナリティーを務めていることもあり、この日夕方の発表になったようだ。

菅田はこの日夜、東京・有楽町のニッポン放送に入る際、報道陣の取材に応じた。左手薬指にシルバーのリングを輝かせた菅田は、「おめでとうございます」などの声がけに、「ありがとうございます。すみません、こんなお集まりいただいて。プライベートのことで」と恐縮気味に何度も頭を下げ「変わらずこれからも頑張りますので、夫婦ともどもどうかよろしくお願い致します」。「今の気持ちは?」には「幸せです」と語りマスク越しにも結婚の喜びを感じさせた。

2人は自筆の書面で「この出会いに感謝し、日々心豊かに、生活を楽しんで、幸せな家庭を築いていきたいと思っております」と結婚を報告。さらに「私達は、戦友であり、心の支えであり、これからは家族になります。人生を共に考え進んでいくこと、とっても楽しみです!」ともつづり、役者として尊重しあう関係であることも強調した。

2人の出会いは、16年5月公開の映画「ディストラクション・ベイビーズ」。別の関係者によると、菅田はこの時から小松のことを意識していたようで、同年11月公開の映画「溺れるナイフ」でも共演。自転車に2人乗りするシーンは息もピッタリで、2人の交際を予想する映画関係者は多かったという。その後、2人は交際に発展。菅田は「30歳までに結婚したい」などと、度々、結婚願望を公言してきた。今夏には、女性週刊誌や写真週刊誌などで2人の同居や結婚間近などと、報じられていた。

菅田は今年1月、主演映画の舞台あいさつで「コロナ禍で、マスクで顔を半分隠す日々がさびしくてたまらなかった」と語っており、ステイホームも結婚を後押ししたとみられる。

 

◆菅田将暉(すだ・まさき)1993年(平5)2月21日、大阪府生まれ。08年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ファイナリストに選出され芸能界入り。09年テレビ朝日系「仮面ライダーW」で俳優デビュー。17年「あゝ、荒野 前篇」などで日刊スポーツ映画大賞主演男優賞。19年楽曲「まちがいさがし」でNHK紅白歌合戦出場。21年は映画「キネマの神様」など4作で主演。176センチ。血液型A。

◆小松菜奈(こまつ・なな)1996年(平8)2月16日、東京都生まれ。08年に雑誌「ニコ☆プチ」でモデルデビュー。14年の映画「渇き。」で日本アカデミー賞新人俳優賞など受賞。16年の「溺れるナイフ」で初主演。21年の「糸」で同賞優秀主演女優賞を獲得。今月公開の「恋する寄生虫」(柿本ケンサク監督)で主演。168センチ。血液型O。趣味はカメラ。