秋篠宮さまが、56歳の誕生日を迎えられた11月30日に先だって行われた記者会見の内容が公表されたことを受け、欧米メディアがさっそく長女眞子さんの結婚を巡る発言を報じた。

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ニューヨークに移住した小室圭さんと眞子さん夫妻の様子を写真入りで報じている英デイリー・メール紙は、「長女眞子さんの結婚に際して夫となった圭さんの金銭スキャンダルにより、皇室の伝統儀式を行うべきではないと秋篠宮さま自身が決めたことを認めた」と電子版で報じた。

母親が元婚約者から圭さんの学費などの名目で受け取った金銭を巡るトラブルについて伝えているほか、圭さんが文章でこの問題について説明したものの、国民を納得させるには不十分だったなど、ことの経緯も説明している。その上で、眞子さんが一時金の受け取りを辞退したほか、皇族の結婚に伴う儀式や、伝統的な神道式の結婚式を執り行うことなく、“庶民”の圭さんと入籍して皇室を離脱したと伝えた。

また2人が婚姻届を出した後の記者会見について、秋篠宮さまが、眞子さんは直前まで双方向での会見にするつもりだったが「複雑性PTSDがあり、難しかった」と述べたことに触れたほか、圭さんは家族の金銭問題について自ら記者の質問に直接答えるべきだったと語ったことを伝えた。さらに週刊誌などのバッシング報道に対する反論などの基準作りについて言及したことにも触れ、ニューヨークでの新生活が素晴らしいものであることを願っていると報じた。

一方、英ザ・サン紙は、「秋篠宮さまが眞子さんの結婚に関する報道を批判」とのタイトルで会見の内容を伝え、皇族が虚偽の報道内容について反論できるシステム作りを求めたと報道。米ワシントン・ポスト紙も、秋篠宮さまが、眞子さんと“庶民”の結婚に対して「ひどいことが書かれていた」と、ネット上の誹謗(ひぼう)中傷を非難したと伝え、「雑誌であれネットであれ、深く人を傷つけるような言葉は許容できるものではない」と述べたことを報じた。また、結婚で「公」より一個人の「私」を優先させたという意見について秋篠宮さまが、すでに婚約から4年が経過していることに触れながら「公を優先させるとなったら、10年たっても20年たっても結婚ができないことになると思う」と語り、ニューヨーク移住は2人にとってベストだったと思うことや、新たな地での幸運を祈っていると語ったことを伝えた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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