6日に放送された、女優黒木華(31)主演フジテレビ系連続ドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(木曜午後10時、初回15分拡大)の世帯視聴率が6・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが7日、分かった。個人視聴率は3・8%だった。

黒木演じる瀬古凜々子は大手出版社・クスノキ出版が運営するニュースサイト「カンフルNEWS」の編集部員。他人の気持ちや場の空気を読むことは苦手だが、優れた洞察力を生かし矛盾や誤りを見抜く能力にたけている。そんな能力を認める執行役員の仁和正樹(安藤政信)から「カンフルNEWS」の立て直しを命じられ、経理部から異動してきた。

編集部には放任主義の山田礼二編集長(生瀬勝久)のもと、凜々子の同期・根津道春(溝端淳平)や中身の薄い男・下馬蹴人(野村周平)、シングルファーザーの椛谷静司(野間口徹)、漫画誌志望だった一本真琴(石井杏奈)らの編集部員がいた。凛々子は「PV(ページビュー)数を伸ばす」という目的のために取材をし、記事をアップしていくことで、世の中で必要とされていないと思っていたネットニュースの仕事を少しずつ意味のあるものに変えていく。

第1話で、凜々子は経理部から「カンフルNEWS」編集部に異動する。編集部員たちの仕事ぶりは、他社のニュースやブログ記事のコメントをコピペしただけの“コタツ記事”ばかり。PVは月間50万程度で広告もろくにつかないお荷物部署状態。編集部にやってきた凛々子は「ゴシップで攻める」という戦略を立て、月間5000万PVを目標に掲げた。

そんな中の編集会議で、アイドルと人気声優の交際がうわさされるきっかけとなった、あるクリスマスパーティーが話題になる。そのパーティーにゲームアプリ会社「グリフィン・ラボ」の代表たちが出席しており、彼らをパワハラ企業として告発するという投稿があった。カンフルNEWSの面々は、危険だという凛々子の反対を無視して、このパワハラの件を記事にした。