朝日放送グループの新春の社長会見が18日、大阪市福島区の同局からオンラインで行われ、朝日放送ラジオの岩田潤社長らが出席した。

1977年から続く朝の看板番組「おはようパーソナリティ道上洋三です」を担当する道上洋三アナウンサー(78)が3月で番組を卒業するとについて、岩田社長は「つらい決断になった」と話した。道上アナは昨年9月に脳梗塞で緊急入院し、番組を休んでいた。番組復帰を目指し治療を続けていたが、治療やリハビリに時間がかかる見通しであることから、家族を含めて協議を重ねた結果、昨年11月、同局が番組を卒業することを発表した。

岩田社長によると、卒業発表後、多くのリスナーから手紙やメールなどで「残念だが、必ずラジオに帰ってきてほいしい」「リハビリを頑張ってください」など多数、寄せられているという。同社長は「改めて、リスナーのみなさんに支えてもらってきたということを実感しています」と感謝した。

さらに声をつまらせながら「45年というラジオで看板番組を担当していただいた。毎日、午前2時、3時に起床していただき、早朝から生放送を45年続けるということは、どれだけたいへんなのかは、ご本人でなければ分からない。本当にに長きにわたり、まさに新しい朝をリスナーのみなさんに届けていただいた。本当に感謝したい」と話した。

後継番組ついて「準備中」とした。