木村拓哉(49)が19日、動画サービス「GYAO!」で、この日発売のソロセカンドアルバム「Next Destination」発売記念生配信を行った。

「ミュージックビデオ(MV)完成披露試写会」と題し、収録曲「Beautiful Things」「OFF THE RIP」のMVを公開。俳優斎藤工(40)シンガー・ソングライター平井大(30)Dragon AshのボーカルKj(42)、湘南乃風のRED RICE(46)らとともにトークを展開した。

2年ぶりとなるオリジナルアルバム発売を迎え、「自分自身よりも周りの皆さんが盛り上がってくださっているのがすごくうれしいです。インスタにもたくさん『今日発売日だね』とかコメントいただいているので」と感謝した。「信じられないくらいたくさんのアーティストの方々のおかげで、表情豊かなアルバムになっているんじゃないかなと思います」と伝えた。

「Beautiful Things」は平井が提供し、斎藤がMVを手掛けた。「OFF THE RIP」はKjが提供し、MVにはRED RICEや俳優武田真治(49)が出演した。木村は「アルバムを出す時、本当だったら自分でメロディーを作って、詞を紡いでいくものだと思うんですけど、僕の場合はこうしてみんなの魅力をたくさんいただいているんだと再確認しましたし、今の立場にもう1度ちゃんとありがとうという気持ちだなと思います」と感謝した。

MV撮影を振り返って斎藤は「木村さんの、本番という時間に対する神がかった集中力。とにかく全部絵になってしまうし、できないことはないんじゃないかと思ってしまいます」とコメント。ドラマや映画でも共演しており、「共演者やスタッフの方のことをよく見てくださっている。お会いする度に感銘を受けます」と感嘆した。

平井は「拓哉さん、すごく格好いいじゃないですか。引き出せればいいなと思って曲を作りました」と明かした。オリジナルのウクレレを木村にプレゼント。「夏頃に一緒に弾きましょう!」とアピールした。木村の二枚目な部分を聞かれると「やっぱりビブラートじゃないですか? すごいセクシーでした」と説明した。

木村とはバイク仲間というRED RICEは「一生の思い出になりました。すてきな作品参加できてうれしかったですし、映像に残したりとか、すごい環境でした」と喜んだ。「心配りというか、すぐ手を差し伸べてくれるし、優しさみたいなのもすごいし、メリハリもすごい。現場の空気をピンと張り詰めさせたり、いざバイクに乗ると少年のように楽しんでいたし、緩急の作り方がすごいなと思いました」と明かした。

木村とはこの日が初対面だったKjは、小学生だった30年前に東京・青山劇場で上演され、木村が出演していた舞台「聖闘士星矢」を観劇したという。「キラキラしていました」と振り返った。木村から「今日をきっかけに、Kjともつながれた」と言われると、「うれしいな~!」と大喜びした。木村の印象について「曲を聴いて、妥協ができない方なんだろうなと思いました。ひょっとしたらスター性よりも裏側の努力のほうがすさまじい人なんじゃないかなと思うし、男の子としてはそれが一番格好いいと思うので」と絶賛した。

木村は「同性のみんなからこういう気持ちだったりとか思いだったりとかをいただけるっていうのは、男冥利(みょうり)に尽きるというか。異性から気持ちを伝えられるのとはまた違う格別な思いです。正直うれしいです」と笑顔を見せた。