22日に東京・新宿区のリーガロイヤルホテル東京で予定されていた昨年8月19日に亡くなった俳優千葉真一さん(享年82)の「偲ぶ会」の延期が20日、発表された。

新型コロナ・オミクロン株の感染拡大が急速に進み、21日から首都圏でもまん延防止等重点措置適用が決定したことから決断した。改めての日程は感染状況の推移を見て、改めて決定する。

実行委員会は「新型コロナ感染により旅立った故人のことを想いますと、この悪化するコロナ禍で皆さんを感染リスクに晒す危険性のある『偲ぶ会』の開催は、適切ではないのではと考えに至りました。それは、もとより皆様の御支えに感謝の念を忘れなかった千葉真一の意思に沿うことにもなるのではと存じます」とコメントを発表した。

「偲ぶ会」には発起人に市川猿之助、谷隼人、倉田保昭、真田広之、東映の手塚治社長、映画監督の中島貞夫氏、金子修介氏、三池崇史氏、北村龍平氏、深作健太氏らが名を連ねていた。

他に千葉さんの弟子たちも、同日にお別れ会の開催を予定している。

千葉さんは昨年7月末に新型コロナウイルスに感染。入院をせずに療養していたが、肺炎が悪化し、8月8日に入院。酸素吸入を続けていたが、回復に至らず、19日午後5時26分に、千葉・君津市の病院で死去した。