NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の4日に放送された第67話の平均世帯視聴率が17・9%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第63話の18・6%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、映画村でひなた(新津ちせ)はビリー(幸本澄樹)と運命的な出会いをした。しかしビリーの話す英語が理解できない。クラスメートの小夜子がビリーと話す。映画村から帰ったひなたは、小夜子のように英語が話せるようになりたいと思うようになった。

ただ、回転焼きの売り上げが落ち込んでいる今、大月家には英語教室に通うようなお金はなかった。しかし、錠一郎(オダギリジョー)に相談したところ、「お父ちゃんに任せろ」と頼りがいのあるせりふが。と、錠一郎がポケットから取り出した札束を見たひなたは喜ぶが、それは福引券の補助券だった。しかも1枚足りなかった。ひなたは小遣い稼ぎに空き瓶拾いをするが、吉之丞と一升瓶を取り合ってケガをしてしまう。るい(深津絵里)は心配したが大したケガではなく、ホッとする。おわびに吉右衛門(堀部圭亮)が福引券の補助券をくれた。それで福引きを引き、古いラジオが当たる。つけてみると、そこから流れて来たのは「証城寺の狸囃子」だった。るいは幼い頃に母安子(上白石萌音)と楽しく聞いた、証城寺の狸囃子のメロディーにのった「カムカムエヴリバディ」の英語会話を思い出す。調べてみると、その英語会話は今でも放送していることが分かった。