1974年(昭49)10月6日に日本テレビ系で放送がスタートした日本を代表するSFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の新作劇場長編アニメーション「宇宙戦艦ヤマト√2199(ルート2199)」が製作されることが5日、分かった。庵野秀明監督(66)が製作総指揮・監督、出渕裕氏(67)が共同監督を務める。庵野氏は「少年の時の夢を叶える為だけでなく、自分達が次世代や同世代への祈りや願いを込めたヤマトを作り続けたい。その想いで製作しています」とコメント。Production I.Gとスタジオカラーが初めてアニメーションを共同製作し、荒廃した大地から宇宙に向けて発進しようとするヤマトを描いたティザービジュアルを公開した。
1960年(昭35)5月生まれの庵野監督は、中学2年時に「宇宙戦艦ヤマト」に夢中になり、自ら企画を立ち上げ、シリーズのさらなる発展に寄与し、多くの人々に楽しんでいただける作品にすべく、24年から製作してきた。製作については、ちょうど2年前の24年10月6日に庵野、出渕両氏が登壇して東京・新宿ピカデリーで行われた「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念上映会で、「宇宙戦艦ヤマト」50周年企画を発表した中で発表していた。
庵野氏は代表取締役社長を務めるカラーが、11年11月に亡くなった「宇宙戦艦ヤマト」の西崎義展プロデューサーの養子・西﨑彰司氏の会社ボイジャー・ホールディングスから「宇宙戦艦ヤマト」をベースとした新作アニメ映像を製作する権利を付与されたと説明。さらに「宇宙戦艦ヤマト」の著作権を持つ東北新社からも、著作権の利用の許諾を得たと明らかにしていた。
10月6日は、シリーズの第1話「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」が放送された当日で、「宇宙戦艦ヤマト」放送50周年記念上映会では午後7時30分のテレビ放送開始から、ちょうど50年の同日同時刻に、劇場初公開となる劇場版とは異なるテレビシリーズの総集編が収められた、幻の8ミリフィルム版を上映した。席上で、庵野氏は「平たく言うと、僕が『宇宙戦艦ヤマト』の新作を作ることができるようになった。ここに来る人たちに、最初に伝えたかった」と口にした。そして「1本、作るのに何年かかるんだろうね? 時間がかかる。港に着くまでに沈まないといいけど…結構、残りの人生を費やすことになる。これはやらないと」と意気込みを示していた。
公開時期は決定次第、発表する。



