ピン芸人No.1を決める「R-1グランプリ」は3月6日午後8時から、フジ系で生放送される。制作のカンテレ(大阪市)は20日、審査員5人のうち、陣内智則、バカリズムの2人を発表。残り3人は「後日発表する」とした。

過去5回出場し、決勝進出4回のバカリズムは初の審査員。初回大会(02年)で決勝に進んでいた陣内は、5大会連続で務める。

陣内は「(初挑戦は)文枝師匠やヒロミさん、関根勤さんたちがいらっしゃったので、安心感があり、一番若手で、現役の目線でやらせていただこうという感じだった」と振り返り、前回大会から審査員が一新され「グッと若返ったので、責任感が増したときに、今回はバカリズムが引き受けてくれると聞いてすごく安心しました」と話す。

初体験のバカリズムは「最初はずっと嫌でしたね(笑い)。したい理由がないじゃないですか? だけれども、僕もR-1にお世話になっているし、カンテレさんとの関係もありますからね…」とためらった思いを吐露。陣内にも相談し「ただ恩返しという感じで何か力になれるんだったら-ということで。ピン芸人界がちょっとでも盛り上がればっていう思いですね」と語った。

決勝当日の司会は霜降り明星、広瀬アリスに決まっており、陣内は「霜降り明星が司会で、僕たちが審査員。出場者とも大きく世代は変わらないですし、そんなに緊張することもないと思う」とコメント。バカリズムは「仮に最下位だったとしても、日本で8番目なわけだから決勝に出ること自体がすごいことだと思うので、自信をもってやってほしいですね」と、経験者らしいエールを送った。