吉本新喜劇のゼネラルマネジャー(GM)に就任した間寛平(72)が2月28日、大阪市内で第1回月例会見を行った。

就任早々、盟友の明石家さんま(66)から「GM? 兄やん、大丈夫でっか?」と心配された寛平だが、新企画はすでに着々。新喜劇の若手メンバーによる「吉本新喜劇セカンドシアター」のこけら落とし公演が4月8日にYESシアター(大阪・なんばグランド花月の地下)で開幕(9、10、22、23、24日も)。信濃岳夫、諸見里大介、松浦真也、森田まりこら出番に飢えた面々が登場する。また9、10日には新喜劇座員による漫才・コントのネタライブも。

寛平は「とにかく若手の育成が第一。埋もれた才能もあるはずなので、まずはおもろいことをやってみせてほしい。少々無茶なことでもOK」と激励する。

4月2・3日の「吉本興業創業110周年特別公演 伝説の一日」(なんばグランド花月)では桂文枝、西川きよし、さんまらオールスター総出演するが、新喜劇の座員109人も2日間で全員出演予定。「63年かけて数え切れないほどの人に育ててもらった。こんな劇団、ほかにはありませんよ。GMとして関われるだけでもありがたいです」と寛平。

新喜劇のこどもファンクラブ「すんの会」が4月1日、リニューアルされ、年齢制限なく入会できることも発表された。

寛平は1970年(昭45)に新喜劇に入団し、故木村進さんとのコンビで売り出す。圧倒的なキャラクターで人気爆発し、74年には24歳の若さで座長に就任。89年まで新喜劇を牽(けん)引。2022年(令4)新喜劇GMに就任した。