日本テレビは28日、4月から新たに設立するVTuber等のインフルエンサー事業を行う新会社「ClaN Entertainment」についての取材対応を行った。

VTuberはバーチャルYоutuberの略で、動画配信などを行うCGアバターのこと。仮想空間上でVTuberがライブなどを行う映像が若者を中心に人気となっている。日テレは18年にVTuber事業を立ち上げ、世界最大級のVTuberネットワーク「V-Clanネットワーク」の運営、VTuber番組「プロジェクトV」の放送などを行ってきており、さらなる事業拡大のため、新会社設立へと至った。

資本金は1億円で、代表取締役には同局社員で同事業の提案者でもある大井基行氏(27)が就任する。大井氏は「仮想空間の中のバーチャルコンテンツをどんどん作っていきたい。VTuberの番組を週1回ゴールデン帯でやることが目標」と意気込んだ。今後はNFT(非代替性トークン)施策や海外展開も見据えているといい、地上波番組とアバターを介したオンライン空間、メタバースをかけた取り組みなどにも力を入れていく。

また、同日は日本テレビの社長定例会見も行われた。杉山美邦社長は、3月いっぱいで退社し同志社大ハリス理化学研究所の専任研究所員(助教)に就任する桝太一アナウンサー(40)へエールも送った。桝アナは退社後もキャスターを務める「真相報道 バンキシャ!」、「ザ!鉄腕!DASH!」への出演継続を発表しており「ぜひ桝君には新しい分野を切り開いていただいて、彼にしかできない形で今後も真相報道バンキシャ、鉄腕DASHでも大いに力を発揮してもらいたいと思っています」と語った。