女優佐々木希(34)と石野真子(61)が、来月14日スタートの土屋太鳳(27)主演フジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)にレギュラー出演することが18日、発表された。

物語は、庶民の家庭から上流社会の一家に嫁ぐことになった土屋演じる主人公・篠原佐都が、理不尽な家のしきたりや親族内の複雑な人間関係に翻弄(ほんろう)されながらも、松下洸平演じる夫の深山健太とともに奮闘する“アフター・シンデレラ・ストーリー”。原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかり作の同名コミック。

佐々木が演じるのは、深山家当主である深山圭一(石橋凌)が経営する深山グループで、健太の秘書として働くことになる立花泉。容姿端麗で、父親は大物政治家。

佐々木は「この役が私に務まるのかと悩みましたが、今までとは違った新たな感情に出会えるのではないかと思いました。深山グループの秘書としての凛(りん)としたたたずまいを持つ一方で、心の奥底に芽生える狂気的な感情をどの程度出していくのかなど、監督と話し合いながら演じていきたいです。物語の良いスパイスとなれるよう立花泉を演じたいと思います」と話している。

石野は主人公・佐都の母親の篠原良恵。多くの地元客に愛されている大衆食堂「まんぷく屋」を夫婦で営んでいたが、数年前に夫が他界。佐都と一緒にお店を切り盛りしてきた。心配しながらも佐都の背中を押してあげる心強い存在。

石野は「篠原良恵は、心豊かに、娘を愛し、人を慈しむそんな女性の印象です。土屋太鳳さんとは度々共演のご縁に恵まれとてもうれしく思います。太鳳さんは、美しく聡明(そうめい)で、愛情あふれる方。そしてしんが強く、しなやかという言葉がぴったり。お母さん役ができて最高です」と話している。