女優綾瀬はるか(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜後午後9時)の第2話が18日、放送される。

綾瀬が演じるのは、美しく勝ちにも金にも名誉にもこだわる優秀な弁護士・剣持麗子。大手弁護士事務所に勤めていたが、クライアントから訴えられそうになり減俸を命じられて「こんな事務所、辞めてやる」とたんかを切って休職。休職中にメールを送った元カレで森川製薬の御曹司・森川栄治(生田斗真)の代理人・篠田敬太郎(大泉洋)から返事があった。巨額の財産を持っていた栄治は「僕の全財産は僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して死んでいた。巨額の遺産に心が動いた麗子は、栄治の別荘の管理人をしていた篠田を「私があなたを殺人犯にしてあげる」と“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てる。

麗子と敬太郎はなぜか毎回、殺人事件に遭遇し、法的視点で解決するリーガルミステリー。原作は20年の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、新川帆立氏の同名小説。

第2話では、麗子は、謎の死を遂げた元カレ・栄治が自分に残した暗号に気づく。その暗号は「し」「の」「だ」「を」「た」「の」「ん」「だ」と解読できた。

栄治が暮らしていた軽井沢の別荘へと戻った麗子は、森川家に関わる人物を集める。栄治の父で森川製薬社長の金治(佐戸井けん太)と、金治の妹で専務の真梨子(萬田久子)。社長派と専務派は対立していた。

他に森川製薬の新薬開発担当で栄治のいとこの拓未(要潤)、その妻で栄治の元カノの雪乃(笛木優子)の夫妻、栄治のいとこの紗英(関水渚)と、栄治の元カノのひとりで専属看護婦だった原口朝陽(森カンナ)、ペットの獣医師の堂上圭(野間口徹)を呼び寄せる。

麗子は、自分と篠田が何者かによって、栄治の車でひき殺されそうになったことを告白する。その上で、ある提案を持ちかける。それは、犯人にこっそり名乗り出てもらい、交渉の場を持ちたいというものだった。

麗子の目的は、クライアントである篠田を犯人にすること。森川家から犯人が出てしまうより、自分のクライアントが犯人になる方が皆にとっても都合がいいはずだというのだ。突拍子のない提案に驚く一同。誰も名乗り出ないと思われたそのとき、麗子たちのもとにある人物が現れる。