ヴィジュアル系バンドLa'cryma Christi(ラクリマ・クリスティー)のギタリストKOJIさんが15日に食道がんのため49歳で死去したことが22日、バンドの公式SNSで発表された。

ALICE IN MENSWEARでユニットを組むmichi.が「皆様にお知らせがございます。KOJIが令和4年4月15日、食道ガンにより49歳で永眠いたしました」と報告した。

michi.は「私は最期の瞬間を看取ることは叶いませんでしたが、ご親族にあたたかく見守られながら、眠るよう安らかに旅立ったそうです。葬儀は本人とご遺族のご意向により、家族葬にてしめやかに執り行われました」などとつづった。

闘病の様子について「KOJIは病気の告知を受けてからも、決してギタリストとしての誇りを失わず、強く美しく闘い抜く姿を、毎日私に示してくれていました。そして、常にファンや応援してくださる皆さんを大切に思う姿勢は、私を音楽人としてだけでなく、ひとりの人間としても導いてくれました。今は闘いから解放されKOJIは旅立ちましたが、その気高い精神は、これからもずっと皆さんと私の中に在り続け、これからもずっと変わらず導き続けてくれると確信しています」と振り返り「豊かな才能とバイタリティに溢れたKOJIとの活動エネルギーは、1+1=2のような単純な加算方式では測れませんでした。まさに1+1=10や100ほどのエネルギーを生み出すことが出来ました。私はこれからもALICE IN MENSWEARの活動を止めるつもりはありませんが、今後の活動は必然的に、これまでのようなスピード感とは行かないかもしれません。進化や変化、個人活動との並行なども行わなければならないかもしれません。それでも私は、常にピカピカの希望を追いかけ、ファンの皆さん、そしてKOJIがワクワクしてくれるような挑戦を続けて参ります。KOJIとの青春であり、そして二人のライフワークであるこのALICE IN MENSWEARという屋号を、力の限り継続して守って行く所存です」と誓った。

ファンに向けては「これまでKOJIをあたたかく支えてくださいまして、ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。どうか皆さん、いつまでもKOJIを忘れないでいてくださいね」と呼び掛けた。