元フジテレビの笠井信輔アナウンサー(59)が16日、ブログを更新。日本テレビの河村亮(りょう)アナウンサーの訃報を受け、追悼した。

笠井アナは「日本テレビの河村亮アナウンサーの訃報に言葉を失いました。日テレTOPアナウンサー 誰もが本当に驚いたと思います 私もニュースを見たときに『なぜ』と言う思いばかりが頭に浮かびました」と衝撃をつづり、「54歳…他局とは言え同世代のアナウンサーで、現場でお会いして挨拶を交わしました その仕事ぶりは、誠実で、折り目正しく、音声も、態度も、言葉も、とてもアナウンサーらしい、若い方が目指すようなアナウンサーだなと思って見ていました」と、しのんだ。

自身は悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」から復帰した経験

から「このような時にどうしても『命』のことを考えてしまいます なぜ私のような人間が、命を戻して頂けて河村さんは、天に召されてしまうのか?」と自問。「医学や医療は目ざましく進歩していて、病を乗り越えられる人がたくさんいる一方で、そうでない方たちがいるのも現実です そのことを決して忘れてはいけません」とした。

続けて、プロ野球や箱根駅伝、オリンピックなどスポーツ中継の中心的存在として活躍した河村さんの経歴を振り返り「充実した人生だったのではと感じます 病床でも精一杯がんばってこられたと思います そう考えると、胸が痛くなります もっともっとアナウンサーとして、そこから離れた人生でも、さらに色々な体験をしたかったに違いないのです」と推察。「色々な想いがあふれ、まとまりのない文章になってしまいました 河村さんのご冥福を心からお祈りします」と悼んだ。

河村さんは脳出血のため14日に死去した。54歳だった。