渋川清彦(47)がテレビ東京系ドラマ「ザ・タクシー飯店」(6月1日スタート、水曜深夜1時)で、在京キー局の連続ドラマに初主演することが17日、分かった。町中華を愛するタクシードライバー役で、渋川自身も町中華を愛しているが「食べるシーンは意外に大変。頭と胃の戦い」と同局のウリのグルメドラマに体を張って挑んでいる。Hey!Say!JUMP高木雄也(32)宇野祥平(44)が共演に名を連ねた。

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ベルリン映画祭審査員大賞(銀熊賞)に輝いた濱口竜介監督の「偶然と想像」や、刑事役も記憶に新しい日本テレビ系「真犯人フラグ」など話題作への出演が相次ぐ渋川が、在京キー局の連ドラに満を持して初主演する。渋川演じる個人のタクシードライバー八巻孝太郎が、離婚危機の夫婦、夢破れた青年ら事情を抱えた客と車内で語り合う人生の交錯と、客を送り届けた後に町中華で逸品に舌鼓を打つ人生の喜びを描く、原作のないオリジナル作品だ。

撮影は首都圏に実在する町中華の名店で行っている。渋川自身「自分は普段から町中華のような古い店によく行くので今回も撮影を楽しみにしていた」と語るが、連日の撮影でエビチャーハン、マーボー豆腐、酢豚や中華丼などを実食する中で「食べるシーンは意外に大変ですね」と本音を漏らす。「ちょこっと食べて、またちょこっと食べてと続き、ずっと食べている感じで、胃で消化していて頭に血が行かない。頭と胃の戦いです」と語った。

片桐健滋監督は、同局のグルメドラマ「ワカコ酒」「今夜はコの字で」などで演出を担当し、20年の渋川の主演映画「酔うと化け物になる父がつらい」も監督しており、渋川も全幅の信頼を寄せている。「何かしら傷のある人たちがみんな一生懸命前向きに生きているところを町中華と絡めて描く、すごくいい人情話だと思います。そして昔から続いている町中華は見ていてノスタルジックな気持ちになります」。渋川が「孤独のグルメ」から連なるテレ東グルメドラマ列伝に、主演として1歩を踏み出す。

○…テレビ東京系連ドラに初出演の高木は、渋川演じる孝太郎がかつて働いていたタクシー会社の若社長・増保健壱を演じる。「台本からおいしそうな匂いが漂ってくるような作品で、こうしたドラマに参加したことがなかったのですごく楽しみでした」と出演を喜んだ。また渋川同様、日本を代表するバイプレーヤーとして知られる宇野は、孝太郎の元同僚の東屋敷要を演じる。「とても明るいチームで皆さんに助けられながら撮影に臨んでいます。町中華、タクシー、そしてロマンあふれる作品だと思います」とコメントした。

◆渋川清彦(しぶかわ・きよひこ、本名田中清彦=たなか・きよひこ)1974年(昭49)7月2日、群馬県渋川市生まれ。19歳で米写真家ナン・ゴールディンと出会いモデルとして活動。98年「ポルノスター」で映画デビュー。19年「柴公園」で連ドラ初主演。同年に日刊スポーツ映画大賞助演男優賞受賞。

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